日常のご苦労の話です

厳しい自然と毎日の暮らし、あるいは過疎化や合掌造りそのものの維持など問題はいつも山積みでした。



白川郷と五箇山の合掌造集落  岐阜県北部と富山県南部にかかる飛騨高地の険しい山あいに白川郷と五箇山(平地・上平村の地域)はある。有数の豪雪地帯であり、戦後、電気や道路が整備されるまで独自の生活・文化を築いてきた。  その独特の山里生活の象徴が、茅葺きの合掌造の家屋である。逆V字型の叉首構造の切妻造の屋根は、雪が滑り落ちやすいように60度もの勾配になっていて、屋根裏には窓をつくり、2・3層の空間が儲けられている。ここに、20人から30人の大家族が住み、厳しい自然を相手に、協力して田畑を耕し、屋根裏では養蚕を行う。合掌造の家は、屋内空間を最大限に生かす生活の知恵なのである。  現在白川郷と五箇山には、築100年から200年の合掌造家屋が約130残っている。30年から50年に一度行われる屋根の葺き替えは、現在も『結』と呼ばれる伝統的互助作業で行われている。